留学記

【孤独と戦う留学記】17歳で一人アメリカへ行った話⑧帰国〜最終話〜

帰国前最後の1週間

 2つのホストファミリーにお世話になった私は、最初に過ごしたホストファミリーか、後半の数ヶ月間を共に過ごしたホストファミリーかどちらの家に最後はいたいかで悩んでいた…

 結局私は、最初にお世話になったホストファザーの家で最後の一週間を過ごすことに決めた。普通に考えると、2番目のホストファミリーの家で過ごすべきだと思ってはいたが、最初のお父さんと過ごしたい気持ちが強かった。

 最初のお父さんは、2番目のホストファミリーのお父さんに泣きながらお礼を言っていたのを見て、もしかしたら私を家から追い出してしまった事を悩んでいたのかもしれない…それなら、私はこの1週間で本当に感謝をしている事を伝えよう!そう決めた。

 帰国前の1週間は、モールや遊園地などホストブラザーを連れてみんなで遊びに行ったり、バーベキューをしたり、よくいってたカフェのシェイクを飲みに行ったり、最後の最後までたくさんの思い出を作ってくれた。

 感謝をしてもしきれないくらいの愛をたくさんもらった1週間、いや1年間だった。

 最後は少し上達した英語で書いた手紙を半年間過ごしたベースメントに置いて、大きな荷物を持って部屋を出た。

 空港へ向かう前に、2番目のホストファミリーにも別れを告げた。

 空港へ向かう車の中で、沖縄に帰ったら何をしたいか、進路はどうするのか、そんな話をしていた気がする。

 空港に着いてからはパタパタと行動し、最後はお父さんがハグをしてSee you soon! Okay?と笑顔で言ってくれたので、すぐに戻って来れそうな気がして、笑顔で別れを告げることができた。

 飛行機の中では大号泣だったが…(笑)

帰国の飛行機で思っていた事


 飛行機の中では1年間を振り返っていた。
何も分からなかった私は、たくさん悩み、落ち込み、その分気持ちを切り替え、たくさんぶつかり、たくさん話し合い、たくさんの愛をもらって本当に本当に大きく成長する事ができた。

アメリカでお世話になった人はもちろん、留学に行くことを許可してくれた日本の親、留学を勧めてくれた先輩、お金を貸してくれた叔父さん、留学をサポートしてくれたボランティアスタッフの方々、アメリカにいる間励ましてくれた日本の友達、いろんな人への感謝の気持ちが溢れていた。

お世話になった人たちに、感謝の気持ちをどうやって返していこうか…そんなことばかりを考えていた。

今でも私は飛行機に乗ると、これまでの人生について考えてしまう。この時についた癖なのかもしれない(笑)

10年以上経った今思う事

 高校の留学では悩みを解決することに必死で、自分が目指す留学生像には程遠かったので、その後2度留学へ行きました。その経験から、高校留学は大学の留学に比べて語学力だけではなく人間力を磨くことができた1年だったと思っています。

 語学力は英検3級も持っていない私でしたが、帰国後の英検では2級を取得することができました。(周りは準1級や1級を取っている子が多かったです・・・)
私がどのように英語力を伸ばしたかについてまとめてみたので、英語を何から学べば良いんだろ?と思っている方の参考になればと思います。

また、遠く離れた国の家族の一員として生活し、意見や価値観が違う人をどのように受容していくのかを経験を通して身につけることができました。それは、日本での人間関係を築くうえでもとても役に立っています。

 そして何より、自分1人では何もできず誰かの助けがあって今の自分がある!ということに気づけたので、感謝の気持ちを常に持つよう心がける人になれたと思います。

 良いことばかりを書いてしまいましたが(笑)あくまでも最初の私が小さな人間だっただけで、留学にいかなくても既に他者理解を難なくこなしている方も感謝の気持ちを常に持っている方も大勢いると思います。

 私は、1年間の高校留学を通して、なりたい自分になる第一歩を踏み出すことができました。このご時世で留学に行く事は難しいですが、いつか行くことができる時や、お子さんが留学に行きたい!と言い出した時の参考になればと思います。

 私の長い留学記を読んでくれてありがとうございました。

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