公務員は給料が安定していることや、福利厚生がしっかりしている事が親が子どもになってほしい職業ナンバー1に君臨し続ける理由だと思います。
ここでは、実際にどのような「休暇制度」があるかや注意点について説明していきます。私も最初は年休を使うことすら躊躇っていましたが、3年目からは仕事の進捗状況に応じて自由に休みをとっていました。

目次
年次有給休暇(20日)
年次有給休暇は年間20日与えられ、20日は翌年まで繰り越す事ができます。3年目くらいになると、年休40日ある状態からスタートする事がほとんどです。年休は、1日単位で取ることや、時間単位で取る事が可能です。
年休取得の注意点:年次有給休暇は1時間単位で取る事が基本で、30分単位で取ることはできません。なので、17:15分までが就業時間の場合、16:00に年休を取ってしまうと2時間の年休を使うことになります。16:15に年休を取得したら1時間で済みます!私も間違った事があるので、気をつけましょう!(笑)
子の育児休暇(一人の子どもにつき5日)や介護休暇(5日)
年間1人の子ども(親)につき5日付与されます。子どもは最初はたくさん風邪をひいたりするのでありがたい制度ですね!2人いたら10日あるので年休と合わせて30日のお休みがあることになります。それでも足りないお母さんたちはいっぱいいました。
夏季休暇(5日)
7月〜10月の間に付与される夏休みです。連続で取ってもいいですし、1日単位で取ることも可能です。
注意点:半日休みで取る事ができないの、1日丸々お休みしましょう!10月を過ぎてしまうと休暇は取れないので、必ず使い切るようにしましょう。
産前産後休暇・育児休暇
出産前8週間、出産後8週間取れるお休みのことです。給料は満額出ます!
育児休暇は子どもが1歳になる前日まで取得可能です。
注意点:3年間取得可能という記事を見る事がありますが、2年目以降は保育園に預けられない証明がないと育児休業手当がもらえません。
育児休業手当をもらえなかった事例①
4月復帰の女性職員が2月から保育園の申し込みをして落ちてしまったけど、育児休業手当をもらうには半年前の10月に手続きをして保育園に落ちた証明が必要だったので、2年目の育児休業手当はもらえなかった。
育児休業手当をもらえなかった事例②
最初に育児休業を2年取得予定と人事に伝えていた。この場合、2年目は自己都合という形になるそうです。人事と調整するときは1年毎に育児休暇を取るように申請しましょう。1年経って保育園が見つからなかったとなれば、2年目も育児休業手当がもらえます。
最近は男性公務員の育休取得が高い事がニュースになっていましたよね。育児休暇取得の動きも高まっているので、男性職員も気兼ねなく取る人が増えています!奥さんにとってもありがたいですよね。
男性公務員、99%育休取得 平均50日間、政府調査
https://news.yahoo.co.jp/articles/e524598a1de2caa3b398ff2ec18d3908af03a3b3
結婚休暇制度(連続5日)
結婚式をあげる、もしくは婚姻届を出す5日前から式を挙げたもしくは婚姻届を出した1ヶ月以内に取れる休暇です。結婚式の準備、結婚式後のハネムーン、姓を変更する手続きなどいろんなところで休みが必要になる結婚という大イベントにこのような休みがあるのはありがたいですね!
注意点:連続して5日取れる休みはこの制度しかありません。もちろん、年休を5日連続取ることも可能ですが、上司の許可などを得にくい事が多いです。この制度を使って海外旅行に行くなど、思い出に残る休みの使い方をすると良いかもしれません。
その他の休暇
✅特別休暇(お盆休みなど)※盆休は1日でした
✅災害休暇(台風時や感染症対策などで休みとき)
✅ボランティア休暇5日(職場外のボランティアで活動する時に使える休暇)※周りに取ってる人はいませんでした。
✅ドナー休暇(骨髄ドナーなどをする際にもらえる休暇)
✅生理休暇(女性職員が生理痛で仕事ができない時に取れる休暇)
✅母子健康診察休暇(妊娠中の女性職員が4週間に1回、2週間に1回取れる休暇)
そのほか、裁判員に選ばれた時や感染症予防の休みなど有給休暇でお休みをもらえる制度はたくさんあるようです!3年働いたら、大学院に2年間行くためのお休み(無給)制度があったりと、本当にいろんな休暇がありました。
公務員といっても、いろんな部署があるので、みんながみんな休暇取得ができるとは限りませんが、周りの職員が良い人であれば交代で取得する事ができます。まずは快く同僚の休暇取得を承諾する事で自分も取得しやすくなりますよ!
ライフワークバランスが整った人生を送るためにも、公務員の休暇制度は本当に素晴らしいですね!