
英語のリーディン力を上げたいと思っているんだけどどうしたら良いかな?
多読がいいって聞いて洋書を読んでるんだけど、ちゃんと身についているかわからないよ…

多読をするにはいくつかのポイントがあるんだ!100冊以上の絵本を読んだ経験や英語教授法で習った効果的な方法や継続して続けられるポイントについて話していくね。
イッシープロフィール
✅ アメリカ2年、アジア圏1年の留学経験
✅ 英検準1級・TOEIC900点取得
✅ 英語教員免許取得
✅ 英語教育修士
✅ 塾・予備校で5年近く指導
✅ 現在、大人向けTOEICと児童英語講師
私自身は、アメリカ留学中に絵本や児童書を100冊以上読み、アメリカの学童で読み聞かせを行ったことで、英語の文章を読むことへの苦手を克服し尚且つスピーキングも上達することができました。
その後、英語教育学において多読の方法などを学び、実践している高校での実習や授業見学を経て、多読について学んだことをここでは記事にしていきます。
☑多読の方法について学びたい
☑多読本の探し方について知りたい
☑英語のリーディング力をあげたい
実際に私が留学中に行った学習方法や初心者向け英語学習法はこちらをご覧ください▼
目次
英語多読実践のステップ

英語多読で一番重要かつ難しいのは自分にあった本をどのように探すかという事です。
わからない単語がたくさん並んでいる英語の本をたくさん読むことよりも、意味は分かるが英作文はできないというレベルの本を探すことをオススメします。
以下、私がお勧めする英語多読の実践やステップを紹介します。
①絵本から始める
②自分のレベルに応じた本を探す
③英検の長文読解を読む
④Japan TimesやEnglish Journalを読む
⑤自分の好きなトピックの本を読む
1.絵本から始める
絵本は視覚的に単語を覚えることができる点や、会話文が多いことから日常生活での英会話を学ぶことができ、また難しい単語に出会うことがないので継続して英語多読を行えます。
絵本を選ぶ際は実際に中を見て読む本を選ぶようにしましょう。 子ども向けの絵本で有名なDr.Seussですが意外と難しかったりしますし、結構内容が深いので絵本と言っても最初の段階で読むのは難しいと思います。
2.自分のレベルに応じた本を探す
英語学習者向けのレベル分けされているPenguin ReadersやCambrige English Readersは自分のレベルにあった本を探しやすいです。
一番下のレベルから初めてみて、徐々にレベルを上げることで多読をしながら自分のレベルを把握することが出来るのでおすすめです。
3.英検の長文読解を読む
英検の長文読解もまた、レベルが分かれているので自分が取得しているレベルより一つ下の級の長文を読み始めることをオススメします。
英検の参考書であれば、自分の理解が正しいかどうかを日本語訳で確認することができるというメリットもあります。
また、実話をもとにしていることが多いことから内容も面白いので、英語の勉強をしながら見聞を広げることが出来ます。
長文読解に特化した参考書などがあるので自分のレベルに合わせた級の本を1冊購入し何度も読むことをおすすめします。
4.Japan TimesやEnglish Journalを読む
ある程度、自分のレベルを把握し英語を読むことへの抵抗がなくなったら、Japan TimesやEnglish Journalを読むことをオススメします。
【公式】週刊英字新聞「The Japan Times Alpha」
Japan Timesは英字新聞ではありますが、日本語のニュースを見ている人であれば、内容を把握しているので英語を読んでいて意味が分からないという事は起こりません。
多少の難しい単語があったとしても推測して読み進めることができるでしょう。
また、English Journalは英字記事やインタビューがあり英語自体は少し難しいですが、日本語訳がついているのでわからない英文があれば日本語訳に頼れます。
5.自分の好きなトピックの本を読む
好きこそものの上手なれということわざがあるように、好きな題材の本であれば多少英語が難しくても楽しみながら読み進めることが出来ます。
もし、好きなトピックが分からないという場合は自己啓発本のような読んでいて楽しい気分になれる本を探すことをオススメします。
少し難しい本ではありますが、私はChicken soup for the soul(心のチキンスープ)という実話に基づいた短編集をオススメしています。心温まる物語なので読んでいてとても温かい気持ちになれます。
英語多読のメリットについて

✅ 楽しく英語学習ができる
✅ 英語を感覚的に学べる
✅ 英文を読むことへの抵抗がなくなる
楽しく英語学習が継続できる
英語学習を挫折する原因の一つは「難しい」「意味がわからない」という点が挙げられます。
多読では絵本や自分が好きな本を読むということから始めることで、楽しく英語学習を継続することができます。
英文法を学習する、単語を覚えるという英語学習に比べ楽しく継続できることが多読のメリットです。
英語を感覚的に学べる
次に、英語のインプットを増やすことで文法を理解しているわけではないけれど、英作文などを行う時に感覚でアウトプットできるようになります。
日本語を話す際に文法を気にしながら話す人はいないのと同じように、多読で大量のインプットをすることで感覚で英語を話したり、感覚で不自然だな?と感じたりすることができるようになります。
読むことへの抵抗がなくなる
英語を学習し始めの頃は、英文を読むことへの抵抗感が多いと思います。
多読のステップを実践し、簡単なレベルから自分にあったレベルを見つけることができたら、読むことへの抵抗感がなくなります。
終わりに
英語多読を継続するために、自分のレベルにあった本や自分が好きな本を選ぶという事が大切になってきます。
私自身も本選びに難航し、買ってみたけど読まなかった本が家にいくつかあります。最近では、図書館に洋書コーナーがあるので購入よりも借りて読むことをオススメします。
英文学科や英語教育学部などがある大学の図書館には教材としてペンギンリーダーズなどが置かれていることが多いので、大学の図書館で探してみるのもいいでしょう。
言語学習では大量のインプットが重要になってくるので、楽しみながらたくさんのインプットをする一つの方法として英語の多読を紹介させていただきました。
英語多読のサイトなどを多数紹介している以下の本もオススメです。