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【経歴】フリーランスか公務員か企業か教員か①

私の自己紹介に近い記事になると思います。どのような経歴でいまに至っているのかをお話させてください。

 タイトルは教員になったこと以外は実際に私が体験した話です。

目次

フリーランスのお仕事

 私は、大学院生の時にフリーランス(単発?)で通訳のお仕事をしながら、アルバイトを掛け持ちしていました。

 フリーランスのお仕事は、全然安定はしませんでしたが、他のアルバイトを増やすことでどうにか生活ができました。ちなみに、当時は父の扶養に入っていたので社会保険などの手続きはなく、税金関係もメインで働いているアルバイト先が行ってくれていました。

 ただ、フリーランスは本当に実力とコネがあればいくらでも稼げるだろうなというのはその時に実感しました。正直いって、高い英語力があったかというとそういうわけでもなかった気がします。

 通訳といっても、海外からバイヤーとして沖縄にきている人たちのやりとりや交渉に一緒について行くという形で、契約関連の手続きとか難しいことは特になく、ちょっとしたお手伝いという形でした。

 学生ということもあり、仲良くなった相手方によくしてもらい、海外での出張も一緒に連れて行ってもらうなどご褒美もたくさんありました(笑)

教員にならなかった経緯

 私は大学院を卒業後、教員になると決めていました。

 沖縄は教員の倍率が高く、教員採用試験に受かるには相当の努力が必要です。大学で開催される教員試験対策講座に通いながら学校教育法の勉強をし、英語塾に通いながら専門科目を勉強する毎日でした。

 私はアルバイトをしていましたが、基本的にはみんな勉強に集中している人が多かったです。しかし、それでも現役で受かる友達は年に一人か二人位でした。

 現役で受かることができなかった人は、臨時教員として学校現場で教鞭を執りながら、勉強をしないといけず更に受かるのは難しい状況でした。だいたい、25歳くらいで一度臨時職員をやめて、教員採用試験を専門的に学ぶという人が多かった気がします。

 沖縄で高校の英語教員になるには、英検1級レベルの語学力がないと受かるのが難しいと思います。私の周りで高校英語教員になった人は、アメリカの大学院を卒業している人しかいません。

 中には中学校でも受かるのが難しいからと、さらに採用が多い小学校教諭の免許を取り直し、採用人数が多い小学校教諭として採用されている友達もいました。

 しかし、こんなに苦労し正職員の教諭になっても、半年で長期休暇を取得している友人が二人ほどいたことから、私自身も教員への道について考え直していました…(今は復帰してバリバリ働いていますし、教員が楽しい!といっている友達も大勢います。ただ、皆口を揃えて多忙であることは主張します)

 私が教員を目指した根本的な理由は、高校で受けたESLの教授方法や、アメリカの大学で学んだ教授方法で沖縄の子どもたちの英語力を上げたい!という思いと、英語を通して異文化理解や他者理解をしたいと思ったからです。

 しかし、実際の教育現場は、授業準備をすることよりも生徒指導が優先される世界です。それは私が本当にやりたいことができるのか、そう思うようになっていました。

 そんな時、各市町村で海外短期留学や異文化交流事業を実施しているということを耳にし、市役所職員になれば、そのような教育分野に携われるかもしれない!という思いで、教員採用試験を一旦ストップし、公務員採用試験の勉強に切り替えました。

 教員採用試験は45歳まで受けられますが、市役所職員は年齢制限が29歳までだったので、まずは役所職員になってそれでも教員になりたければ教員を受け直そう!そんな思いでした。

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